ピラティスは元々リハビリ目的で考案された背景があるので、インナーマッスルと呼ばれる関節を安定させる筋肉をメインに鍛えるエクササイズが多いかなと思います。
そこで今回、ピラティスはダイエットに向いているのかどうかをお伝えします。
「痩せるためにインナーマッスルを鍛えています。」
もしかするとこういった方もいるのかなと思いますが、私は半分正解で半分不正解だと思っています。
解釈の違いなのですが、インナーマッスルをいくら鍛えても直接的に代謝に与える影響は少ないと私は考えます。
インナーマッスルのそもそもの役割は、関節を安定させたり体幹を安定させること。
ネジのような存在なので、大きい筋肉ではありません。
筋肉は脂肪を燃やす工場だとすると、大きい工場であればあるほど代謝は高まるはずですよね。
そう考えると、お尻などの下半身の大きなアウターマッスルを鍛えることの方がインナーマッスルばかり鍛えるよりも代謝を高めて痩せやすいカラダになると考えられます。
では、インナーマッスルを痩せるために鍛えるのは意味がないのか?
と言われるとそういうわけででもないと思っています。
例えば、お腹周りのインナーマッスルが強いと体幹をしっかり支えることができるようになり、内臓も一番ポテンシャルが発揮できる位置にいれます。
内臓の位置が良いと肝臓などの代謝も活発になります。
姿勢が悪いと内臓が圧迫されて、内臓に血液もうまく届かない可能性もあるので機能が低下しやすくなります。
そうです、間接的ではありますが、インナーマッスルを鍛えることが代謝を高めることに貢献できているとも考えられます。
まとめると、ダイエット目的の場合は、理想はどちらかだけでなく、インナーもアウターも両方ともしっかり鍛えられると理想だと思います。
当スタジオが、ピラティスだけでなく、ウエイトトレーニングだけではなく、どちらも採用してメニューに入れているのはこういった理由もあります。
あなたはインナーもアウターもバランス良く鍛えることできていますか?
福島県郡山市出身で現在は栃木県宇都宮市を中心にトレーナーとして活動。こちらのHPのブログでは、主にダイエットやボディメイク、健康づくりについて情報を発信しています。暦の上で1年の中で最も暑い日に生まれた夏男で、大好物はスイカと抹茶アイス。3人の男の子のパパとして子育てに奮闘中です。