「ご飯は太るもの。」
ダイエットをしている、していないに関係なく
そう思っている方はとても多いと思います。
しかし、過去のブログでもお伝えしてきた通り、
ご飯はある一定量までなら決して太ることはありません。
なので、ダイエット中でも食べてもいいですよ、
いや、食べた方がいいですよ、とお伝えしています。
今回の記事は、
「なぜそう言えるのか理論を知りたい!」
という方のために少しマニアックな部分について深堀りしていこうと思います。
興味がある方はぜひ続きを読んでみてください。
まず、ここでは炭水化物をわかりやすく「ご飯」を例にして解説していきます。
ご飯にはブドウ糖と呼ばれる栄養素がありますが
このブドウ糖を摂るために人は主食を摂っていると思ってください。
成人が1時間で脳で使うブドウ糖は5gといわれています。
つまり、1日は24時間なので5×24で120ですよね。
人は脳の栄養だけで120gのブドウ糖が必要になります。
ここがポイントなのですが、
カラダも動かさず、脳も使わずただ横になってボーっとしているだけでも1日で120gブドウ糖を使うということです。
このブドウ糖120g、ご飯から摂取しようと思ったら
何gのご飯を食べればいいと思いますか?
実は、1日約330gのご飯を食べればこの量が補えます。
つまり、毎食110gのご飯の量(茶碗1杯)ということです。
どうでしょうか?
ただボーっと横になっているだけでもこのぐらいご飯は必要になってきます。
意外と多いな~と思うのは私だけではないはずです。
食べたブドウ糖は肝臓や筋肉などにストックできるのですが、
今回は、わかりやすく解説したかったので、
肝臓だけにストックできるという設定で1日の中での
ブドウ糖の流れの例をご紹介します。
7時:110gのご飯(40gのブドウ糖)を食べる。
40gのブドウ糖が肝臓にストックされる
8時:1時間経ったのでブドウ糖5g消費して、肝臓のブドウ糖の残り35g
9時:残り30g
10時:残り25g
11時:残り20g
12時:残り15g
ここでお昼ご飯110gのご飯(ブドウ糖40g)を食べる。
15g+40gで肝臓のブドウ糖のストック残り55g
13時:残り50g
14時:残り45g
15時:残り40g
16時:残り35g
17時:残り30g
18時:残り25g
19時:残り20g
ここで夜ご飯110gのご飯(ブドウ糖40g)を食べる。
20g+40gで肝臓のブドウ糖のストック残り60g
20時:残り55g
21時:残り50g
22時:残り45g
23時:残り40g
24時:残り35g
1時:残り30g
2時:残り25g
3時:残り20g
4時:残り15g
5時:残り10g
6時:残り5g
どうでしょう。
何となくイメージがつくでしょうか?
このような感じでカラダの中でブドウ糖は消費されていきます。
しかし、実際は1日中寝ているだけではなく、
家事や育児、仕事、トレーニングなどで身体を動かすので
筋肉も使います。
頭も使うのでさらにブドウ糖を使います。
つまり、1日トータル330gのご飯(120gのブドウ糖)では全然足りないことが予想できます。
では、糖質制限などでご飯の量を
どんどん減らしたりカットするとどうなると思いますか?
脳や筋肉、腱、靭帯、骨などを壊して
脳の栄養にしようとしてしまいます。
(条件によりそうではない場合もあります)
夜だけご飯を抜いている人も結構いますが、
人がカラダを修復するのは寝ているときです。
にもかかわらず、夜ご飯を抜いたりすると
寝ている間に修復する材料がないので
カラダが回復できていないまま朝を迎えてしまいます。
これで朝の目覚めがスッキリするわけがないですよね。
といった理由もあり、
ダイエット中でも健康づくりでも
ご飯をしっかり摂ることが大切ですよ!
とお伝えしています。
内容が少し複雑な部分があるので
ご質問などありましたら
ご連絡ください。
補足の説明もさせていただきます!
ダイエット中は夜ご飯は食べたほうがいい?食べないほうがいい?
【お客様のご感想】50代でやっと最後のダイエットになりました!
福島県郡山市出身で現在は栃木県宇都宮市を中心にトレーナーとして活動。こちらのHPのブログでは、主にダイエットやボディメイク、健康づくりについて情報を発信しています。暦の上で1年の中で最も暑い日に生まれた夏男で、大好物はスイカと抹茶アイス。3人の男の子のパパとして子育てに奮闘中です。