私は学生時代から社会人としてトレーナー活動を始めるまで一度も腰痛になった経験がありませんでした。
お客様の中には体型も変えたいけど、慢性的な腰痛も何とかしたい方が結構多いです。
理論では腰痛の改善の方法を知っているつもりですが、腰痛のお客様たちがどんなことで苦しんでいるのか、深いところまで理解ができていませんでした。
そこで思いついたのが、
「自分で腰痛になってみよう!」
ということでした。
まず行ったのが、運動を減らすこと。
筋トレも有酸素運動も減らしました。
そして椅子の座り方や立ち方も腰に負担がかかるような座り方にしました。
1週間ぐらいでは特に変化がなかったのですが、1ヶ月ぐらい経つとその良くない姿勢をとることにも慣れてきました。
するとある日、朝、布団から起きれなくなりました。
「これがぎっくり腰か!」
という感動もありながら、
「このまま起きれなかったらどうしよう…」
その日、仕事があるので焦りも出てきました。
いろいろ試してやっと大丈夫そうな起き上がり方を見つけ慎重に歩き始めました。
「朝起きた時が一番ひどいんです。」
お客様から教えてもらっていた言葉がこの時よ〜くわかりました。
「よし、ここから自分の持っている知識を腰痛改善に活かす時だ!」
ですが、セオリー通りに試しても少しは良くなるけど完全に治るわけではありませんでした。
いろいろ試し中で、「これだ!」という改善策が見つかりました。
私の場合は、お腹でした。
ずーっと背中を丸めていたので、お腹の筋肉が短くなっていたのです!!
専門的にはクリープ現象と言われているのですが、
筋肉はある長さのままでい続けると、筋肉の長さが変わってしまう性質があります。
例えば、正常な長さが5cmの筋肉でも、短い状態でいる時間が長いと4cmになってしまう可能性あるということです。
最初は意図的に姿勢を悪くしていた私ですが、いつの間にかその悪い姿勢でいるように筋肉の長さが変わってしまったのです。
つまり、腰痛改善には腰を揉むとかマッサージではなく、お腹の筋肉をしっかり伸ばすことが最優先!(あくまで私の場合ですが)
お腹をストレッチ&あるお腹の筋トレをすることで劇的に腰が軽くなり、違和感がほぼゼロになりました。
あとは、お腹の筋肉が本来の長さに戻るように良い姿勢とストレッチ&筋トレを続けていくことで根本から改善できそうです。
ですが、実験は腰痛だけでなく、同時期に「わざと太ってみる」という実験もしました。
その時のお話も機会があればお伝えしたいと思います!
福島県郡山市出身で現在は栃木県宇都宮市を中心にトレーナーとして活動。こちらのHPのブログでは、主にダイエットやボディメイク、健康づくりについて情報を発信しています。暦の上で1年の中で最も暑い日に生まれた夏男で、大好物はスイカと抹茶アイス。3人の男の子のパパとして子育てに奮闘中です。